当時私は「音楽で人を癒せるって素敵だな。」と思っていました。
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音楽療法士へのきっかけ
今から5年前(2011年頃だと思います)、私はピアノの情報誌か何かで音楽療法士のことを知ることになりました。
それがひとつのきっかけです。
きっかけは日々の日常のひょんなところにあるものです。
それで行動力が取り柄の私はすぐに音楽専門学校へ体験授業に参加の申し込みをしました。
音楽専門学校での体験授業の内容とは
音楽専門学校での体験授業の内容は、
- 高齢者向けの曲&高齢者が椅子に座ったままできる体操etc.を習う
- 先生のピアノ演奏に合わせてみんなでハンドベルを鳴らす
ということをしました。
この体験授業を通して私は私が思っていた以上にとても清々しい気分になり「もっと勉強したい」という気持ちが強くなりました。
体験授業はおすすめ
この体験学習を経験して、この音楽専門学校への入学を決めることに。
もしあなたが現在音楽療法士になるには?音楽専門学校へ?などを考えている・検討しているということであればその学校に体験授業があるなら受講するのがおすすめです。
50代で音楽専門学校へ入学学生へ『懐かしく新鮮』
音楽専門学校の入学式を終えて、私は晴れて「50才の学生」になりました。
実は私は50才で音楽専門学校への入学を決めたのです。
ですから、音楽専門学校とはあまり関係がないですが『筆記用具やテキストを鞄に入れて、定期を持って通学する』というのは新鮮で懐かしくそれだけで楽しくなったことを覚えています。
音楽専門学校の必須科目&選択科目
そして音楽専門学校での授業は必修科目と選択科目があり、
選択科目では、
- 幼児リトミック
- 音楽療法
- ピアノの個人レッスン
を選択しました。
音楽学校と生活を熱意でカバーする日々のスケジュール
他の科目は日中だったので、仕事が休みの日に行けたのですが、幼児リトミックだけは19時~で、仕事を終えて大急ぎで帰宅し、夕食を作って電車に飛び乗るということをしていました。
授業が終わり、帰宅するのは23時です。
今となってはよく体が続いたなと思いますし、家族の協力があってこそだったなっと思います。
当時自分自身では気付かなかったですが、それだけの熱意が音楽療法士にあったのだと思います。
老人ホームを慰問した際の演奏方法を学ぶ
音楽療法にも幾つか授業があります。
そんな中で私が選んだのは老人ホームや病院等を訪れ、利用者や入院患者様に喜んでもらうための音楽療法(方法)を学ぶという授業でした。
この授業では歌を歌うことは、
- 肺の活性化になり、体が元気になる
- 懐かしい曲を聴くことで当時を思い出し、会話が弾む(あの頃は~だったわね等)
ということを学びました。
前期は先生の説明&高貴は実践の発表授業
授業は前期が先生の説明でしたが、後期は実践の発表授業です。
先生の説明の授業は一般的な学校の授業を思い浮かべてもらえれば良いかと思います。
で後期の発表の授業ですが『2人1組で慰問に訪れた』という設定での発表授業となります。
2人でプログラムを考えて、1人がピアノの伴奏を担当し、もう1人は高齢者に向けて声がけなど、リードする役を担当し、それをみんなの前で発表します。
発表前には選曲と、曲に合わせた座ったままできる、手足の体操等を2人で何度か打ち合わせをしました。
人前で話すの苦手…努力でカバーしたあがり症…結果褒められる
ピアノ伴奏と声がけのタイミングが合っているか、また、常に笑顔で、そして後ろに座っている方々にも聞こえるように大きな声が出せているか、を意識して発表したのですが、「笑顔が良かったです。」と先生にお褒め頂いたことを覚えています。
というのも実は私はあがり症で、基本的に人前で話すのは苦手な性格です。
それでも、発表のために家でも一生懸命に練習しました。
その努力の甲斐もあったのだと思います。
とその結果先生から『笑顔が良かった』と褒められたことが嬉しかったという記憶が色濃く残っているだと思います。
幼児リトミック・童心に返っての授業
この幼児リトミックの授業では=子供の心理も交えて色々なことを学びました。
この幼児リトミックでも後期には発表があり、2人1組で、園児向けに考えたプログラムを発表しました。
私はピアノ初心者でしたが、子供向けの曲はコードも易しく比較的簡単で助かりました。
- 童謡を歌ったり
- 振り付けを考えたり
- お絵かきや塗り絵もする
など様々な授業は楽しかったです。
10~70代年齢制限なしの音楽学校「好きの気持ちが大切」
この学校は入学に年齢制限がないため、10代の方から70才の方まで、幅広い年齢の方々が在籍していました。
新幹線で毎日通学する10代の女性、私のように仕事を持つ学生も大勢いましたが、皆さんに共通しているのは、「音楽が好き。」ということです。
つまり「好き」という気持ちがとても大切となっていました。
当然のことですが「何事も好き」という気持ちがなければ行動出来ませんし、続けていくことが難しいです。
この音楽学校はまさにその気持ちをそのまま学校にしたという形でした。
卒業は延期、現在は休学中
実は私は卒業することが出来ず、休学中です。
在学中に仕事が変わったため通学が難しくなり、休学の手続きを取りました。
今は無理でも、いつか時間に余裕ができたら、是非また通いたいと思っています。